刀剣乱舞 黎明 感想その2

初日に半休をとって仕事を早退し、期待に胸を膨らませながら弟を引きずって映画館に突撃したものの。

 

あまりのつまらなさに舞台挨拶も見ずに帰ってしまいましたw

 

アニメイトで推しキャラである源氏兄弟の前売り券をゲットして、来場者特典でもシールを引き当ててルンルン気分になっていただけに、上映終了後は悲しくて仕方がなかった。

 

もっとショックだったのが、前々から仲が良いご婦人方にも刀らぶを布教する目的で映画に誘って、人数分の前売り券も購入して予定を立てていたのに!!

 

自分のほうに急な仕事が入ってしまい、芋づる式に他のメンバーもドタキャンになって結局パーになったことω`)

 

仕事は午前中だけだから、終わってから映画行けばオーケーとか軽く考えていたら、そんな時に限って、鑑賞予定にしていた映画館の刀らぶ上映数が少なすぎるという!

 

なんで4回しかないねん!まだ1周目なのに!!

12時台からの上映が終了したら、いきなり17時まで飛ぶとは何事。

 

夕食の支度があるご婦人方には17時以降の上映は厳しくて、そもそも無理だろということでこのお話はなかったことになりまして。

 

前売り券4枚買ってたのに、これどーーーすんだよーーー!!と絶望感でいっぱいになっていた時に、その中の一人が

 

「私が行けるよ。一人で観に行ってくるね!」

 

と言ってくれて、どうにか一枚は引き取ってもらえました。

 

(あとの3枚は他の友達家族に全部プレゼントしたので、ひとまずはホッとひと安心。)

 

なんかもう、刀らぶ黎明、呪われてるの???と思いました。

 

 

 

 

その友達から、映画の感想をもらいました。

 

 

 

「結局、女子高生の説得で日本の歴史は守られてるんだね」

 

 

 

だそうです。

 

 

 

思わず、

 

 

そうです。今日もこの国の歴史は、女子高生の説得によって守られています。

 

 

と返しました。

 

 

 

なんというか、うん。ごめんなさい。

 

 

 

とりあえず、話の展開がツッコミどころ満載すぎて意味が分からんとのことで、自分が認識している範囲での刀剣乱舞のあらすじと設定を解説してみました。

 

 

 

 

刀剣男士は、刀剣の付喪神審神者(さにわ)の霊力によって、人間の姿に顕現した存在です。

 

 

審神者は政府から任命されて、刀剣男士達を使役して歴史修正主義者(歴史を変えようとする勢力)と戦っていきます。

 

 

審神者主は、刀剣男士達と共に、本丸という拠点を構えて生活を共にし、政府から与えられる様々な任務をこなします。

 

 

歴史修正主義者は時間遡行軍という軍勢を率いて各時代に送り込み、暗躍して歴史の流れを狂わせていきます。

 

 

審神者はそれを阻止するため、その時代や事件に関係する刀剣男士達を送り込んで戦わせます。

 

 

日本の歴史や各時代に活躍?した人物たちとの絡み、それぞれの刀剣にまつわる逸話や付喪神目線での元の持ち主達への想い。

 

 

刀の持ち主達が、戦国武将や幕末や源平合戦時代に敵同士だったり、本科(本物)と写し(コピー品)同士だったりすると刀剣男士たちも微妙に仲が悪いので、(仲が悪くなくても、お互いに気まずい空気が流れてるとか)そういうところが魅力なんですけど

 

 

まったく別物になってました。

 

 

現実的に考えたら、審神者神職で霊能力者みたいな存在なので、刀達が霊力の供給源から離れて自分勝手に活動することはできないんですが。

 

 

空海とかイエスキリストとか、よほど強大な能力者であれば、時空を超えて遠隔で霊力を供給し続けることは可能だとは思うけれど。

 

 

まず現代の人間でそれができる者はいないし、審神者自体がそんなにポンポン簡単に生まれるものじゃないと思う。誰もが審神者になれるってなんじゃそら。確かにゲームではそうだけど、現実的に考えたら…なあ…)

 

 

映画では設定が無茶苦茶すぎて、いい意味で斬新すぎですよねえ

 

 

ということで締めときました。

 

 

斬新

 

 

う、うん、もう、褒めるところと言ったらそこしかない。

 

 

三日月宗近、山姥切国広、山姥切長義の三振で間男争いか(違う)、ギャル子と長谷部の凸凹コンビで物語作ったほうが断然良かった。

 

 

源氏兄弟や骨喰藤四郎、一期一振、小烏丸、堀川くんたちは……なんでやってきたの……。なにしに東京にやってきたの……。そんなレベル。

 

 

刀剣乱舞って、日本の国宝の刀剣や何代にも渡って師匠から弟子に技術が受け継がれていって作られた刀たちが擬人化して、悪者?(いや、実は歴史修正主義者たちこそ正しいのかもしれない)たちからこの国の正史を守るために戦っていくっていう話ですよね。

 

 

歴史って、その時その時で支配者たちにとって都合が良いようにつくられてきているから、かなり歪んで伝えられている部分もあるけれど、それを守っているわけですよね。

 

 

だから、刀剣、日本の歴史、その時代で活躍?した刀の持ち主である有名人たち、活劇、の基本要素を外したら、まったくの別物になっちゃいますよね。

 

 

私みたいな、日本史が大の苦手で赤点の常連のようなヤツには、刀剣男士の活躍を通してこの国の文化とか美術品とか歴史とかが学べるところが好きな点のひとつでもあるんです。

 

 

コスプレしたおっさんたちが東京にタイムスリップして戦って、女子高生の説得で日本の歴史が守られる超展開ストーリーはつまらなかったんです。

 

 

若い方々は、推しの刀剣男士たちが出てきて戦ってる姿を見るだけで幸せなんだろうけど、映画レビューサイトで辛口コメントをされている方は私のように、刀剣乱舞の世界観が好きだからこそ落胆が大きかったんじゃないかなと思います。

 

 

ほんと、みなさんがレビューされているように、pixivには似たような超展開のライトノベル調の二次創作作品がたくさん転がってますよ。

 

 

童顔巨乳のナイスバディな美人審神者と刀剣男士とのあはーんうふーんなドロドロ昼メロえろえろ同人漫画もたくさんありますよ。

 

 

公式映画はそういう路線に走っちゃいかんでしょう

 

 

なんであんなになっちゃったんだろう

謎です。

 

 

⚠︎5月に追記

 

結局、とうらぶ黎明の前売り券をプレゼント🎁した友達家族は、映画を観に行ってないっぽい。

 

ちょっとホッとした(笑)

 

いやもうほんと、黎明どんだけよ…。

その後、聖闘士星矢もリアル2.5のレビューを記録したので、やっぱそんなもんだよな( ´_ゝ`)と思いました。